まんが1人語り

僕は格闘技を見るのが好きなのですが、去年までは大晦日になると
格闘技番組がどっかしらの局でやっていました。

格闘技の人気がK-1、PRIDE、DREAMを経て定着していた感があったのですが
去年の大晦日に魔裟斗(マサト)というキックボクサーが引退して一気に暴落なりました。

格闘技ってどうしてもスター選手がいないと人気が出ません。
ここ数年スター選手の引退が相次ぎ、とどめが魔裟斗だったわけです。

TV放送が一気に深夜枠になりました。手のひらを返すようにゴールデンから深夜。
魔裟斗が引退して視聴率が下がってきたから深夜枠へ、ではありません。
魔裟斗が引退したとたんに突然、一気に深夜枠です。

これで僕も一気に見逃すことが増えました。
格闘技好きの患者さんに「先生、見ました?」って聞かれると
「えー?いつやってたんですか!?見逃したー!」みたいな感じ(笑)

僕みたいなゆるいファンは番組の存在も気づかず、そのままフェードアウトしちゃいます。
かろうじてゴールデンでやるのはK-1ぐらい。

そんな格闘技逆境の時代に14年ぶりに連載を再開したのがマンガ「修羅の門」です。
このマンガは現実の格闘技とリンクしながら描かれてました。

実在の選手がモデルのキャラが沢山でてきました。
つまり現実の格闘技が盛り上がれば作品にもネタは多いわけです。

それが今じゃぁ現実がイマイチ。そこに待ってるファンも少ないであろう連載再開。
逆境づくめで始まったの本作の第1話。

謎や伏線を多く含ませた、凝った構成で描かれ作者の意気込みも伝わってきます。
果たして最後まで描ききれるか注目ですが、個人的には初め引き込まれ、最後の引きでなーんだって感じ(笑)
ちょっと不安も感じなくもない1話目でしたが注目の作品です。
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