まんがの最近のブログ記事

名作に触れる

あの名作「北斗の拳」を読む。今読んでもしびれますね~。
中学校の時に大ブームでご多分もれず僕も大好きでした。

でも当時から南斗聖拳の方が好きだったんですよね。
南斗聖拳は北斗神拳に唯一対抗できるライバルとして登場します。

北斗は1つの流派しかないのに対して、南斗は108派にもわかれ発展。
その頂点の6流派を南斗六聖拳と称します。

そんな設定で登場した南斗聖拳の6人。
ことごとく北斗の引き立て役でした(涙
まったく善戦すらしません。北斗神拳はずるいんですよね。
1発当たれば「ヒデブ!」と敵が爆発するんですから。

この頃のまんがって主人公ってスキがないんですよね。ケンシロウもちょっと強すぎですね。

個人的にはレイとかサウザーとかジュウザにもっとがんばってほしかったです。残念。

今週のジャンプに数年ぶりに鳥山明さんが読み切りを描きました。

ドラゴンボール以来、ちゃんとした連載はしてません。

10話の短期連載を2回やったくらいじゃないかな?

 

世界的な人気作品ドラゴンボールを人気のうちに終わらせピタリと

一線から退いた鳥山さんはちょっと伝説の大物って感じもあります。

 

実際、今の子供達は鳥山さんのマンガがジャンプに載るのを見るの初めてじゃないかしら?

でもドラゴンボールは知ってるみたいな。

 

でぇ、そんな久しぶりの鳥山作品。読んでみると。。。すっごーく普通(失礼!

鳥山ワールドでいつものように主人公が肉体的に強い。

そこにちょっと気の強い大人びたヒロインを悪党から救って旅に出るってドラゴンボールとよく似た始まり。

 

連載化をにおわせる終わり方でしたが、巻末の鳥山さんのコメントは

「忙しい中、久々にマンガをかいたらきつい。週刊連載してる先生方ってすごいなー」

みたいな他人事のような熱のない内容。

 

このコメントとセットで作品をみると頼まれて仕方なく描いたけど復帰するつもりはないのかな?

鳥山ワールドで得意のバトル要素でベテランのお仕事。

鳥山作品に初めてジャンプで読む人には面白いのかな?

 

個人的には無難な作品って感じでちょっと期待はずれでした。

鳥山ファンじゃないんですがちょっと楽しみにしてたので、オールド・ジャンプ読者としては

肩すかしな感じでした。新たな鳥山ワールドが見たかったです。

 

あんまりTV見ない方なのですが、好きだったドラマに「ドラゴン桜」というのがあります。

阿部寛さんが主役で、偏差値35のバカ高校から東大合格を5人出すために奮闘する話です。

阿部さんが赴任の挨拶の全校集会で、騒いで話を聞かない生徒達相手に担架を切ります。

「どいつもこいつもバカ面して、おまえら一生だまされ続けるぞ!
世の中は頭のイイ奴が自分たちの都合がいいようにルールをつくってる。
たとえば税金、年金、保険。頭のイイ奴が分かりにく作ってる。
それをおまえらバカは、めんどくさがって調べないから一生高い金払い続ける。
一生、負け続けたくなかったらおまえら勉強しろ!」

僕はこのドラマ見て税金の本、読むようになりましたからね(笑)

最近、また見たくなってレンタルで第一話だけ見たんですけど名シーンでしたぁ。
ちなみにこのセリフの後に「バカとブスほど東大に行け-!」と続きます。
ひどいドラマです(笑)

まんが1人語り

僕は格闘技を見るのが好きなのですが、去年までは大晦日になると
格闘技番組がどっかしらの局でやっていました。

格闘技の人気がK-1、PRIDE、DREAMを経て定着していた感があったのですが
去年の大晦日に魔裟斗(マサト)というキックボクサーが引退して一気に暴落なりました。

格闘技ってどうしてもスター選手がいないと人気が出ません。
ここ数年スター選手の引退が相次ぎ、とどめが魔裟斗だったわけです。

TV放送が一気に深夜枠になりました。手のひらを返すようにゴールデンから深夜。
魔裟斗が引退して視聴率が下がってきたから深夜枠へ、ではありません。
魔裟斗が引退したとたんに突然、一気に深夜枠です。

これで僕も一気に見逃すことが増えました。
格闘技好きの患者さんに「先生、見ました?」って聞かれると
「えー?いつやってたんですか!?見逃したー!」みたいな感じ(笑)

僕みたいなゆるいファンは番組の存在も気づかず、そのままフェードアウトしちゃいます。
かろうじてゴールデンでやるのはK-1ぐらい。

そんな格闘技逆境の時代に14年ぶりに連載を再開したのがマンガ「修羅の門」です。
このマンガは現実の格闘技とリンクしながら描かれてました。

実在の選手がモデルのキャラが沢山でてきました。
つまり現実の格闘技が盛り上がれば作品にもネタは多いわけです。

それが今じゃぁ現実がイマイチ。そこに待ってるファンも少ないであろう連載再開。
逆境づくめで始まったの本作の第1話。

謎や伏線を多く含ませた、凝った構成で描かれ作者の意気込みも伝わってきます。
果たして最後まで描ききれるか注目ですが、個人的には初め引き込まれ、最後の引きでなーんだって感じ(笑)
ちょっと不安も感じなくもない1話目でしたが注目の作品です。

シグルイ

51J7XQkOjPL__SL500_AA300_.jpg最近、患者さんのおすすめで読んだ「シグルイ」というマンガ。

これ半端ないです。ぐろい!とにかく、ぐろい!絵がそもそもぐろい!切られると内蔵が飛び出してぐろい!

はじめ表紙を見て、これ!?ってチョットためらいました。マンガってやっぱり絵の好みってあるじゃないですか。

ひと目でイヤ(笑)もう普通のマンガじゃないのは一発でわかります。

でぇ、おそるおそる読んでみると、これヒットです! すごい迫力。ナレーションが多いのですが物語にぐいぐい引き込まれます。

 

 

キャラがみんな立ってるんだけど、誰にも感情移入できない(笑)

 全員が「もののふ」すぎて、いっちゃってます。

 

お話は隻腕の武士と、盲目の武士の果たし合い。

もと兄弟弟子だった二人の果たし合いにいたる経緯と因縁をたんねんに描きます。

 奇作です。一気に読んでしまいました。男子のみにおすすめ。

 

魔人探偵脳噛ネウロ」というマンガを読む。

これはジャンプで連載していて中堅人気作品って感じだった。

 

「ワンピース」や「ナルト」ほど看板人気マンガではなかったけど

けっこう人気みたいなポジション。

ジャンプで人気の王道バトルものじゃないので看板にならないのは仕方ないところ。

でも独特の作風があって個人的にはけっこう好きでした。

 

でぇ、今回コミックでラストから10冊ほどまとめ読み。

なぜ初めから読まないかと言うと、ちょっと面倒だったから(笑)

ラスト10冊がちょうど最後のシリーズでまとまりも良かったんですよね。

 

読んでみると思ったより面白い。ジャンプにありがちな連載打ち切りじゃなく

キレイに描ききって終わってる。これって希有なことです。

 

きっとワンピースとか人気出過ぎてるから作者の意志だけじゃ終われないかもしれません。

ドラゴン・ボールが典型なのですが、商業誌だからギリギリまで連載続けさせられちゃう。

 

結果として、ラストの方は面白くないってことが多いです。

北斗の拳、キン肉マン、男塾、人気マンガの凋落は枚挙にいとまがありません。

 

反面、中堅作品はけっこうまとまり良く終わったりします。

このへんに矛盾を感じますよね~。上にいくほど不自由って人生みたいじゃありません?

 

この「魔人探偵脳噛ネウロ」はアニメ化までいってるのにキレイに終わりました。

作者の後書きを見るとけっこうラストのことは考えて描いてたみたいですね。

 

3巻で連載打ち切り。5巻。10巻。まさかの20巻って連載期間に応じて

最後は用意していたみたい。すごいプロ意識ですよね!

まんがも商業ペースから脱却してそろそろ終わり方も考えても良いのでは!?(とくにジャンプ)

 

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